転職活動をする上でのポイント。看護師転職の注意点

ベテラン看護師から若手看護師へのアドバイス

サイトについて

aboutme今年で22年目になる看護師です。端から見ると「ベテラン」ということになるのでしょうか?院内の若手の指導や関連の看護師養成施設で臨時講師をしたりすることもありますが、私自身まだまだ発展途上と思っていて、日々勉強をしています。そんな立場から自分の勉強と若い看護師へのアドバイスを兼ねて、普段あまり言えないこともまとめてみました。

看護師転職の注意ポイント

看護師転職の注意ポイント

転職活動をしている大勢の看護師たちが、知らないうちに大きな誤解をして、自らの可能性を狭めている場合があります。小さなミスが命取りなのは注射と同じ。ここでは、それら3つのポイントをご紹介します。


一度に応募できるのは1施設までではない

看護学校では、就職活動において「複数併願はしないように」と注意されることが多いようですが、それは新卒の場合に限られます。転職活動では、2~3施設同時に受けて、採用になった施設の中から、自分に合う施設を選んで入職するスタイルが一般的です。また、内定をもらったからといって必ず入職しなければいけないという決まりはありません。断りづらい人は、紹介会社を使って転職活動をすれば、いざというときに紹介会社が代わりに断ってくれます。

ホームページの良し悪しが病院の良し悪しとは限らない

転職の際、つい参考にしてしまうのが応募しようと考えている病院のホームページです。ホームページは病院の宣伝も兼ねていますので、とても印象よく作成されています。これだけを見て、この病院がいい病院だと思い込まないように注意。実際の現場を自分の目で見てチェックすることが大切です。

多くの人に相談して意見を聞くべきとは限らない

数あるの求人の中から、どれに応募しようかと悩む場合があります。そんなときは誰かに相談するのが一番ですが、いろいろな人に相談して意見を聞くのは、反対に転職に失敗してしまう可能性があります。誰かに相談する場合は、相手を慎重に選び、1人から2人までにするようにしましょう。いろいろな人に相談してしまうと、多くの意見に振り回されてしまう恐れがあるからです。

追加情報!求人票の見方のご紹介

・2種類の「残業なし」……「残業なし」には2種類あります。業務量が少ない場合と、限られた時間内に多くの業務量をこなさなければならない場合です。どちらのパターンなのか注意しましょう。
・教育体制をチェック……「未経験者歓迎」とある場合は、研修やプリセプター制度がしっかりしているかを確認しておかなければ、業務に付いていけない場合もあります。
・給与の確認ポイント……基本給と各種手当の内訳をしっかりチェックするようにしましょう。また、月々の給与だけでなく、賞与と社会保険も必ず確認しておきましょう。
・申し送りについて……申し送りの時間が勤務時間内に加味されているのか、それとも勤務終了後なのか、気になる場合は確認をしておきましょう。
・休日数の確認……年間の休日数だけでなく、産休や育休、生理休暇などの休暇制度があるかも、確認しておきましょう。
・待遇、福利厚生……各種施設の充実ぶり、託児所の時間、寮費、制服の貸与、交通費、昇給、賞与、退職金、諸手当、各種制度など、ちゃんと確認しておきましょう。
・看護配置……これは、看護師1人に対し患者が何人かを24時間の平均で示す値で、あまり忙しくない職場を望む場合は、看護比率7:1くらいがいいでしょう。
・病院の特色……救急指定のある病院では、看護師の忙しさが違いますので、「二次救急」や「三次救急」とある場合には忙しい職場だろうと想像しましょう。
このように求人票を隅から隅まできっちりチェックしましょう。